2023.12.28
コーディング
コーディング代行・外注を依頼する際の注意点とは?流れやポイントもご紹介
コーディング代行・外注を依頼することで、自社にコーダーがいない場合でもデザイナーがいれば、Webサイトの制作ができるようになります。また、支払いは必要な作業に対してのみとなり教育も必要もないため、Webサイトの制作にかかるコストを削減できるでしょう。とはいえ、コーディング代行を依頼する際の注意点を知っておかなければ、希望していたものとは異なる制作物が納品されることも。
本記事では、賢く代行を依頼したい企業に向けて、コーディング代行を依頼する際の注意点を解説します。依頼の流れや依頼時に押さえておきたいポイントもあわせて紹介するので、コーディング代行の依頼を検討されている方は、ぜひ最後までお読みください。
目次
コーディング代行の依頼時に確認すべき6つの注意点
コーディング代行の依頼時には、以下6つの点に注意が必要です。
- レスポンシブ対応の有無
- 流し込みページなどでページ単価が安くなるか
- 1ページの範囲がどこまでか
- コーディングガイドラインの有無
- 見積もりに何が含まれているか
- 特急仕上げに対応可能か
これらのポイントに注意するべき理由について詳しく解説していきます。
1.レスポンシブ対応の有無
レスポンシブ対応とは、ページが表示される画面のサイズにあわせてページサイズを変更する技術のこと。PCやスマートフォン、タブレットなど、ユーザーの使用するデバイスが多様化する近年においては、どのデバイスからアクセスしてもページが正しく見やすいかたちで表示されるかどうか、きちんと確認しておく必要があります。
レスポンシブに対応していれば、1つのページをデバイスごと分けて複数作成する必要はありません。しかし、レスポンシブに対応していない場合、デバイスごとに適したページを表示するためには、1ページにつき各デバイス用のページを複数用意する必要があり、そのぶんの費用がかかります。
また、レスポンシブ対応の有無だけでなく、レスポンシブ対応に別途費用が発生するかどうかも依頼前に確認しておきましょう。レスポンシブ対応がもともとの費用に含まれている代行会社であれば、コーディングにかかる費用を安く抑えられます。
2.流し込みページなどでページ単価が安くなるか
流し込みページとはレイアウトが同一で、テキストや画像のみを差し替えるページのこと。CSSを変更する必要がないため制作の負担が少なく、安価で依頼できるのが特徴です。
商品案内ページやお客様の声、よくある質問のページなど、共通したレイアウトやデザインを使用し、中のテキストや画像のみを変更したい場合などは、流し込みページとして対応してくれる代行会社に依頼することで、コーディング費用を安く抑えられます。
また、ボリュームディスカウントに対応しているかどうかも確認しておきましょう。20ページ、30ページと発注するページ数が増えるにつれ、1ページあたりの料金が数百円~数千円安くなることがあります。
コーディングを依頼するページ数が多い場合は、ボリュームディスカウントに対応している代行会社を選ぶとよいでしょう。
3.1ページの範囲がどこまでか
どの長さ(px)までを1ページと定義するのかは、コーディング代行会社によって異なります。このページの長さによってトータルの依頼費用が変わってくるため、依頼前に確認しておくことが重要です。
以下の例を見てみましょう。
【4,000pxのページのコーディングを依頼する場合】
- A社:4,000pxまでが1ページで、ページ単価は12,000円
- B社:3,500pxまでが1ページで、ページ単価は12,000円
同じ4,000pxのページを依頼する場合でも、1ページの定義が4,000pxのA社では12,000円となりますが、上限のpxを超えるB社では複数ページ扱いとなり、24,000円と2ページ分の費用がかかります。
1ページの長さの目安は、以下のとおりです。
- PC:2,000~2,500pxまで
- スマホ:4,000~5,000pxまで
依頼したいページの長さを確認したうえで、各代行会社の上限が何pxなのかを事前に確認しておきましょう。
4.コーディングガイドラインの有無
コーディングガイドラインとは、コードの書式や形式などのコーディングを行う際のルールをまとめたもののこと。コーディングガイドラインを制作することで、Webサイトの保守性や品質を高められます。
ガイドラインがなければ、サイトを制作したコーダーとは別のコーダーが更新作業を行う際、手間や負担が大きくなります。コードが煩雑になるだけでなく、可読性が低下したり不具合が起きてしまったりするリスクも。
なお、自社にコーディングガイドラインがある場合は、ガイドラインに則ったコーディングをしてもらうことも可能です。ただし、コーダーが作業を開始した後では対応してもらえない可能性もあるため、必ず依頼前に共有するようにしましょう。
5.見積もりに何が含まれているか
コーディングの料金形態は、代行会社によって異なります。特に注意すべきなのが、以下の2つの費用です。
- 基本料金:初期費用のようなもの
- ディレクション費用:コーダーへの指示やスケジュール管理などの作業に発生する費用
これらの料金はコーディング費用に含まれている場合もあれば、コーディング費用とは別でかかる場合もあります。ホームページなどに記載されているページ単価が安くても、基本料金やディレクション費用が別途かかる場合、トータルの金額が割高になることもあります。
依頼前に別途発生する費用がないかを確認しておきましょう。また、ホームページに「ディレクション費用込み」などの記載がある代行業者を選ぶと安心です。
6.短い納期に対応可能か
通常よりも短い期間で納品してくれるサービス(特急仕上げなど)があるかどうかも確認しておくとよいでしょう。Webサイトの公開時期を早めたい場合や、緊急でコーディングが必要になった場合などは、こういったサービスがあると重宝します。
ただし、納期が短くなればなるほど、費用が高くなる点には注意しておきましょう。
以下は、コーディング代行を依頼した際の納期の大まかな目安です。
ページ数 | ~5P | 6P~20P | 21P~30P |
通常納期 | 2~5営業日 | 6~10営業日 | 11~15営業日 |
特急仕上げ | 要相談(他の案件よりも優先的に対応) |
コーディング代行を依頼する際は、公開時期などを考えたうえで、余裕をもったスケジュールで進行するようにしましょう。
コーディング代行を依頼する際に押さえておきたい3つのポイント
コーディング代行に依頼する際には、以下3つの点を意識することも重要です。
- コストパフォーマンスを重視する
- コーディングに必要な情報を共有する
- 担当者とコミュニケーションをとる
それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
⒈コストパフォーマンスを重視する
コーディング代行を依頼する際、ブランドや実績の多さを重視する方は多いかと思いますが、それだけで判断すると費用が割高になってしまうことも。ブランドや実績数も大切ですが、コストパフォーマンスのよさも判断基準に入れておくことが重要です。
CMや広告を多く出稿しているコーディング代行会社ほど認知度も高くなるため、依頼の数も多くなります。しかし、広告宣伝費用がかかっているぶん、利益を得るためには料金を高めに設定しなければならず、割高になりやすい傾向にあります。
コストパフォーマンスが高い代行会社を選ぶには、依頼内容に適したコーダーをアサインしてくれるかどうかが判断基準のポイントに。
依頼した内容を再現できないコーダーがアサインされた場合、修正に時間がかかったり、再度代行会社を探したりしなければならず、時間やコストが倍かかってしまう可能性があります。また、簡単な作業にもかかわらずハイレベルなコーダーがアサインされることで、依頼内容に対して料金が割高になってしまうケースも。
こういったことを防ぐためには、コンシェルジュが在籍しているコーディング代行会社を選ぶことをおすすめします。依頼内容に応じたレベルのコーダーをアサインしてくれる代行会社に依頼することで、コストパフォーマンスの高い依頼が期待できるでしょう。
⒉コーディングに必要な情報を共有する
コーディングを外注するにあたり、以下の情報を代行会社と共有することで、スムーズな進行が可能になります。
- デザインデータ
- サイトマップ
- コーディングガイドライン(指示書)
デザインデータとは、デザイナーによって作成された、Webサイトをどのようなレイアウトや配色にするのかをまとめたデータのこと。デザインデータをもとにコーダーがコーディングを行うことで、はじめてWebサイト上にデザインが反映されます。
サイトマップとは、サイト全体の構成やページ数を示したもので、コーディング代行会社がWebサイトの全体像を俯瞰し、スムーズにコーディングを行ううえで役立ちます。ディレクトリー構造やファイル名を記載したサイトマップを用意して、代行会社に提供しましょう。
コーディングガイドラインとは、先述の通りコーディングのルールを示したものですが、自社独自の設定・仕様にしたい場合は、自社で用意しておきましょう。タグの設定や画像の分類、ページ名、リンクのパス設定などの情報を提供することで、その仕様に則って制作してもらえます。ガイドラインの書き方が分からない場合は、サンプルを提供してくれる場合もあるため、代行会社に相談するとよいでしょう。
⒊担当者とコミュニケーションをとる
コーディングを外注する際、代行会社とのコミュニケーションや確認が不足していると、トラブルが起こりやすくなります。たとえば、修正回数が一定の回数を超えると追加料金が発生することを把握できていなかったり、コーダーが求める的確な指示ができていないことで、希望通りの制作物が納品されなかったりすることがあります。
依頼内容や修正回数などをコーディング代行会社としっかりと擦り合わせておくと、認識のズレが生じることを防げるため、トラブルが発生しにくくなります。また、指示や要望が具体的であればあるほど、イメージ通りのサイトを制作してもらいやすくなるでしょう。
依頼時に希望する内容について細かく記載する「オーダーシート」の提出が必要な会社や、ヒアリング能力の高い会社であれば、必要な情報を漏れなく聞いてくれるため安心です。
コーディング代行を依頼する際の流れ
コーディングの代行を依頼した場合、一般的には以下の流れで制作が進行します。
- 問い合わせ
- 打ち合わせ
- 見積もり
- コーディング
- クライアントチェック・修正対応
- 納品・公開
各工程でどのようなことを行うのかを見ていきましょう。
⒈問い合わせ
まずはコーディング代行会社のホームページにある「問い合わせ」フォームなどから問い合わせをします。問い合わせに際して、レスポンシブ対応の有無やアニメーション対応の有無、制作するサイトの種別などを入力します。
⒉打ち合わせ
その後、代行会社との打ち合わせに移ります。打ち合わせでは、フォームに入力のあった内容をベースに、どのようなサイトにしたいのか、必要な機能は何かなど、クライアントの依頼要件を代行会社側が深掘りしていきます。
対面で詳細に打ち合わせをするケースもあれば、オーダーシートに希望内容を記入するパターンもあります。
⒊見積もり
依頼内容が定まったら、納品予定日や見積もり金額が代行会社から知らされます。見積もり時に予算オーバーをすると、プランの見直しや会社選定を再度行う必要があり、手間も時間もかかります。
費用が想定よりも高くなることを防ぐためには、基本料金込みなど、料金体系が明瞭なところに依頼するとよいでしょう。
⒋コーディング
契約後には、事前に打ち合わせをしたガイドラインやデザインデータに沿って代行会社がコーディングを行います。進捗を適宜確認したり、曖昧な点がないかなど、コミュニケーションをしっかりととることを意識しましょう。
⒌クライアントチェック・修正対応
制作を終えたらクライアントチェックです。制作されたWebサイトが問題なく作動するか、指示書に沿っていない箇所がないかなどを確認します。問題があれば修正を依頼しましょう。
修正の可否や回数は代行会社によって異なりますが、規定の回数内で軽微な内容であれば、無料で対応してもらえることが多いです。ただし、依頼当初の内容よりも大きくデザインを変更したくなった場合などは、別途料金が発生するため注意しましょう。
⒍納品・公開
zipファイルでの送付や本番サーバーアップによって制作物が納品されます。基本はzipファイルでの送付を行っているところでも、必要に応じて本番サーバーアップに対応していることもあるため、事前に確認をしておくとよいでしょう。
コーディング代行で失敗したくないならコーディングアーミーがおすすめ!
コーディング代行に依頼する際には、レスポンシブ対応をしているかや、流し込みページに対応しているか、1ページの範囲がどこまでかなどを事前に確認しておくことが重要です。
また、料金形態やコーディングルールについて事前に把握しておくことで、「想定よりも費用が割高だった」「イメージと異なる制作物を納品された」といった問題を防ぎやすくなります。
コーディング代行会社の中でもおすすめなのは、以下の特徴を持つ「コーディングアーミー」です。
- レスポンシブに対応
- 1ページの範囲が5,000pxまでとなっており、費用を抑えられる
- 依頼に際して詳細なヒアリングをしてくれるため、トラブルが発生しにくい
- コーディングガイドラインがなくても依頼でき、持ち込みも可能
- ディレクション費用込みの料金体系
- 特急仕上げにも対応(※依頼内容による)
- コンシェルジュが在籍しており、依頼内容に適した人材をアサインしてくれる
コーディングアーミーでは無料で相談を受け付けていますので、まずはお気軽にお問い合わせください。