2024.06.07
コーディング
コーディングは外注(BPO)と内製どちらが適している?委託先の選び方も解説!
昨今では業種・業態を問わず、Webマーケティングを実践する企業が増えています。SEO対策を施したホームページ・Webサイトの制作やLP(ランディングページ)の設置などさまざまな手法がありますが、コーディングの作業は必ず必要になります。コーディングは社内で対応することも可能ですが、外注(BPO|ビジネス・プロセス・アウトソーシング)することで得られるメリットが多くあります。
この記事では、コーディングは外注(BPO)と内製のどちらが適しているのかを探りつつ、委託先の選び方について解説します。コーディング業務を費用面・クオリティ面の双方で最適化したい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
コーディングを内製化する企業は減っている?
コーディングを内製化するリスクについて、コーダーの雇用形態の変化とともに見ていきましょう。
コーディングとは?
コーディング(Coding)とは、「Webサイトを制作するためにソースコードを記述する作業」を指します。コーディングで記述する言語の代表例は次のとおりです。
言語 | 用途 | 具体例 |
---|---|---|
HTML | Webサイトの骨格形成 | テキスト、画像、リンクなど |
CSS | LPのスタイル定義 | 文字の色・大きさ、 画像配置、デザインなど |
JavaScript | 動的(インタラクティブ)要素 (クライアント側で実行) | アニメーション機能入力内容による コンテンツ変更など |
PHP | 動的(インタラクティブ)要素 (サーバー側で実行) | 閲覧者・閲覧時間による 表示内容変更など |
それぞれ専門知識が必要となるため、Webに詳しくないスタッフが対応することは現実的ではありません。そのためWeb制作では、コーディングを専門とする「コーダー」が必要となります。
コーダーの雇用形態の変化
かつては、各企業がコーダーの内製化を進める傾向が強く、派遣社員のコーダーが多い時代もありました。しかし現在は、コーディングのために派遣社員を雇う企業は減少傾向にあります。
これは、派遣会社が減少したことや派遣社員まわりの労働法制が変化したことが理由として挙げられます。さらに、働くことに対する価値観の変化や、副業を認める企業が増加したことなども、派遣社員ではなくフリーランスとして生計を立てるコーダーが増えた一因といえるでしょう。
コーディングを内製化するリスク
派遣社員の労働時間は、正社員とほとんど変わらないのが特徴です。しかし、派遣社員のコーディングスキルが期待していたレベルに達していなかったというケースも少なくありません。こういった場合、成果を時給で換算すると、コーダーを派遣社員として雇うほうが、外注するよりも費用が高くなるケースが実は大半。
また、正社員を雇用する場合も、求人サイトなどに高額な費用を支払う必要があります。それにもかかわらず、正社員として雇用したコーダーがすぐに辞めてしまう可能性もあります。
こういった理由から、コーディングを内製化するとかえってコストが高くなってしまうことが多いです。コーディングにかかるコストを抑えつつ、効率よく案件を進めるためにも、コーディング作業はBPO(外部委託)を活用することをおすすめします。
コーディングにBPO(外注)が最適な理由
コーディングをBPO(外注)すべき理由としては、次のような点が挙げられます。
- コーディングそのものは社内確認が不要
- コーダーは採用が難しい
- 派遣社員の時給単価上昇
- コーダーの正社員化は固定コストがかかる
それぞれの理由について詳しく解説していきます。
コーディングそのものは社内確認が不要
コーディング作業において確認が必要になるのは、主にWebページ上でデザインが再現できているか、定められた要件どおりに正しく動作するかの2点です。社内のスタッフが工数を確保して確認する必要がないため、コーディング作業から確認までをすべて外注することをおすすめします。
WebサイトやLPの方向性を決める要素である構成や原稿、デザインについては社内での入念な確認が必要ですが、コーディングの動作確認はテストアップ前でも問題ないでしょう。
こういった背景から、Web業界ではコーディング業務のみを外注するケースが増えており、コーディングアーミーにも「このサイトのコーディングをすべて任せたい」といったBPO案件のご依頼が増えています。
コーダーは採用が難しい
売り手市場といわれるコーダーですが、フリーランスが多いだけでなく、優秀なコーダーほど高待遇で採用される傾向にあり、転職市場に人材が流れにくいという特徴があります。
また、採用担当者がコーディングスキルを判断することが難しく、採用後のミスマッチが起こることも少なくありません。そのため、コーディング業務については、そのプロセス自体を外注するのがおすすめです。
派遣社員の時給単価上昇
2020年4月に改正労働者派遣法が施行され、派遣社員の時給単価が上がっていることもコーディングのBPO化を進めるべき理由の一つです。
先述したとおり、派遣社員のコーダーを採用したとしても期待どおりの成果を得られる保証はなく、むしろ外注よりもコスト増になるケースが大半です。それにもかかわらず、派遣社員の採用にかかるコストは今後ますます上昇していくことが予想されます。
費用面と品質面の両面で考えると、派遣社員のコーダーを雇うことは避けた方がいいでしょう。
コーダーの正社員化は固定コストがかかる
派遣社員ではなく、正社員としてコーダーを確保する選択肢もあります。しかしコーディング業務はスポットで発生することも多く、正社員として雇用するほど作業が発生しないという企業も多いのではないでしょうか。
正社員としてコーダーを採用すると、給与・賞与の他に交通費や各種保険料、パソコンやモニターなどの備品の固定コストが発生します。また、派遣社員と同じく、期待していたスキルを有していなかった場合は教育にも時間やコストが必要に。
コーディング業務がスポットでしか発生しない場合は特に、こういった固定コストを増やすことが経営リスクにもなりえます。このような背景を鑑みると、コストを抑えるためにも、コーディングが必要な場面でのみコーディングのプロセスをすべて任せられるBPOがおすすめです。
コーディングをBPOするときに注意すべき3つのポイント
ここまでの内容をふまえると、コーディング業務のBPOを検討されている方も多いのではないでしょうか。コーディングをBPOする場合は、次の3つのポイントを意識してみてください。
- 委託先のコーディング技術
- 費用感・料金体系
- 対応範囲
それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
1.委託先のコーディング技術
委託先のコーディング技術が信頼できるかどうかは、もっとも重視すべきポイントです。従来型のクラウドソーシングには技術不足のコーダーが登録されているケースも多く、とくにCSS・JavaScriptはスキルの差が出やすいため注意してください。
納品されたものが期待していたレベルに達していなかった…ということを防ぐためにも、納品前に品質チェックが行われるなど、品質が保証されているBPO先を選ぶようにしましょう。
2.費用感・料金体系
コーディングを外注する際にかかる費用は、委託先の規模や委託料によって異なりますが、一般的なコーディング代行会社であれば、案件につき5,000円〜10万円が相場になります。
LPのコーディングを例にすると、コーディングの外注にかかる相場は次のとおりです。
依頼先 | コーディング相場 | 備考 |
---|---|---|
大手制作会社 | 50万円以上 | コーディング代行のみの委託は難しい |
中小制作会社 | 10万円~数十万円 | コーディング代行のみ委託できることもある |
フリーランス・副業 | 数千円~数万円 | 費用は安いが品質に課題 |
コーディング代行会社 | 数万円~10数万円 | 費用と品質のバランスがいい |
関連記事:LPコーディングの費用相場とは?依頼先別の内訳や事例もご紹介
注意したいポイントは、費用内訳におけるディレクション費の扱いです。ディレクション費が含まれていない料金体系の場合、コーディング費とは別で請求が発生し、想定よりも費用がかかってしまう可能性があります。
Tips:ディレクション 要件定義、デザイン指示、スケジュール管理、品質管理などの進行管理業務のこと。 |
また、Webへのアクセスデバイスが多様化している近年、必須となっているレスポンシブ対応ですが、中にはオプションとなっているケースもあるため注意が必要です。
Tip:レスポンシブ対応 PC・スマートフォンなどのサイト閲覧デバイスに応じてページレイアウト・デザインを最適化する機能のこと。 |
3.対応範囲
LP制作やWebサイト制作を依頼する際は、次の業務の対応が可能かどうかを確認しておきましょう。
- WordPress対応(初期設定・投稿機能カスタマイズ)
- SSL化対応
- リッチアニメーション
- フォーム実装
コーディング単体にしか対応していない委託先と契約すると、サーバ上へのアップ、公開作業などは自社対応しなければなりません。依頼したい業務すべてに対応しているか、あらかじめ確認しておきましょう。
コーディングの外注ならコーディングアーミーがおすすめ
出典:コーディングアーミー
コーディングをBPO対応するときのポイントをふまえると、コーダーを手配するなら「コーディングアーミー」の利用がおすすめです。コーディングアーミーはBPOに最適なソリューションとして、次のような特徴を備えています。
- 依頼内容にあわせて最適なコーダーをアサイン
- ホームページ・LPの制作からwordpressまで対応
- 業界最安値クラスの価格帯
- 徹底した品質チェック
すべてを満たしているコーディングアーミーなら、コーダーの手配に失敗することはありません。それぞれの特徴について解説します。
依頼内容にあわせて最適なコーダーをアサイン
フリーランスのコーダーを抱えているサービスでは、各人の技術が管理されておらず、実力不足のコーダーがアサインされる可能性もゼロではありません。
一方、コーディングアーミーはコーダーごとのスキルを徹底的にチェックし、コーディング技術に応じてランク付けしていることが特徴です。各案件に必要な技術をもったコーダーをアサインするため、コーディング品質を担保できます。
また、案件レベルに適したコーダーを配置することで、適正価格に抑えつつ制作期間を短縮できることもメリットの一つです。
ホームページ・LPの制作からWordpressまで対応
コーディングアーミーは最適なBPOパートナーとなるべく、ホームページ・LPのコーディングから、WordPressのサーバーへのインストール、ログイン画面設定にまで対応。
WordPressの投稿機能カスタマイズや、リッチアニメーション実装、フォーム実装、サイト公開にともなうSSL化にも対応しており、あらゆるコーディングをご依頼いただけます。
業界最安値クラスの価格帯
コーディングアーミーは品質を担保しつつ、業界最安値クラスの価格帯を維持しています。以下は、ページごとのコーディングにかかる料金の表です。
項目 | 料金 | 備考 |
---|---|---|
LPコーディング | 70,000円/1ページ | 8,000pxを想定 8,000px超は20,000円/4,000px |
TOPページコーディング | 40,000円/5,000px | 5,000px超は別途見積もり |
下層ページコーディング | 1~10ページ:15,000円/5,000px 11~20ページ:13,000円/5,000px 21~30ページ:10,000円/5,000px | 5,000px超は別途見積もり |
これらはすべてソリッドレスポンシブ対応・ディレクション費込みの価格となります。シンプルな料金プランで単価がわかりやすいため、安心してお任せいただけます。
WordPress設定などのオプション料金は次のとおりです。
項目 | 料金 | 備考 |
---|---|---|
WordPress初期設定 | 30,000円~ | サーバーへのインストール ログイン画面の設定など |
新着情報 ブログタイプコンテンツ | 20,000円~ | ブログインポートは別途見積もり |
リッチアニメーション | 20,000円~ | 別途見積もり |
フォーム実装 | 30,000円~ | 別途見積もり |
SSL化対応 | 25,000円~ | サーバなどの状況に応じて別途見積もり |
BPO先として最適な料金体系となっているので、ぜひコーディングの委託先としてご活用ください。
徹底した品質チェック
コーディングをBPO対応するとなると、納品物の品質に不安を感じる方もいるかもしれません。とくに自社内にコーダーがいない場合、品質チェックについて課題を感じるでしょう。
コーディングアーミーでは徹底した品質チェックを実施しているため、コーディング業務を安心して丸投げできることもポイントです。
案件ごとの担当コーダーが記述したソースコードは、最上位ランクのコーダーがチェックする仕組みとなっているため、社内エンジニアが別途チェックする必要はありません。
まとめ
昨今の経済情勢・Web業界の人材状況をふまえると、コーディング業務は内製化ではなく外注化(BPO)することをおすすめします。コーディング業務そのものは最終チェックのみ社内で対応すれば事足りますので、ぜひBPOを活用してみてください。
コーディングアーミーは品質と価格の両面から、コーディングBPOとして最適な仕組みを用意しており、BPO案件も多数ご依頼いただいております。コーディング業務にお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。